ラベル: 越州・桜日和
マイ評価: ★★☆
- 蔵元: 朝日酒造(新潟県長岡市)
- 屋号:
- 製造: 21BY
- 酒米: 千秋楽
- 精米歩合: 55%
- 酵母: 不明
- アルコール添加: あり
- 日本酒度: 不明
- アルコール度数: 13度
- 美味しかった呑み方: 冷や
- 火入れ: あり
そしてもう一つ,「越州」というラベルもあって,自分は最近この越州がお気に入りである.
越州はもっぱら千秋楽という酒米で造られている.
千秋楽は元は新潟産の食用米だったらしい.
それがコシヒカリに取って代わられて以降,酒米として復活したとのこと.
朝日酒造のサイトに詳しい.
越州には5つのランクがある.
ランク | ラベル | 製法 |
---|---|---|
1 | 壱乃越州 | 本醸造 |
2 | 弐乃越州 | 特別本醸造 |
3 | 参乃越州 | 特別純米 |
4 | 悟乃越州 | 純米吟醸 |
5 | 禄乃越州 | 純米大吟醸 |
控え目な旨味ながらも淡麗とは一線を画した柔らかさ・優しさがあり,とりわけ参乃越州から上のランクでその魅力がはっきりする.
越州は朝日酒造の本サイトから独立したサイトを開設している.
そんな越州シリーズだが,2年前から春限定ラベルの「越州・桜日和」が出荷されるようになった.
呑んでみると越州ならではの優しさだが,妙に薄味な感もある.
確かにアルコール13度と,原酒が流行る昨今としてはずいぶん低い度数である.
しかも醸造アルコール添加なので余計に味がマイルドになっている.
何も聞かずにただ口にしたら,「なんじゃこの薄めすぎの越州は」と思ってしまう.
ところが「桜日和」である.
このラベルだけで一気に形勢逆転という感じである.
桜日和と言われた途端に,「ああ,これは桜の酒だ」と膝を打って納得してしまう.
3月半ばに入手して一口呑んだが,即座に,「これは桜が咲くまで取っておかねばならない」と決心した.
桜が咲いたらその下でこれを呑むぞと.
結局この春は子連れで歩いていける距離に良い桜がなかったので残念ながら花見酒とは行かなかったが,春にふさわしい,なかなか良い酒である.
逆に,春を過ぎたら呑む気が失せてしまいそう.
呑むならばうららかな陽気漂う今のうち.
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