2010/04/23

ついにGoogleがGmailでのフォルダ階層化を実装

「メールは無秩序に溜め込んで必要時に検索すべし」という新しいコンセプトを前面に打ち出したのがGmail.
だからフォルダ分類(Gmailの場合「ラベル」)には積極的とは言えなかった.
実際,タイトルが同じメールは複数のラベルが付されてスレッド分割も出来ない(Googleはスレッド分割機能は実装するつもりがないとFAQではっきり言っている).
ましてやラベル(フォルダ)の階層化なんて「検索するというコンセプトに反する」とでも言いたげにそっぽを向いてきた.
だからFolders4GmailなんかをGreaseMonkeyでインストールするしかなかったのだが.

4月22日ごろからFolders4Gmailが動作していないことに気付いた.
以前も同じことがあったので,再び開発元を訪れてみた.
すると….

You should use Gmail’s new Nested Labels Lab Feature instead of Folders4Gmail.


こちらも参照.

つまりGmailのLabs機能でラベルの階層化がついに実装されたとのこと.
早速LabsでNested Labelsを有効にしてみた.
たぶん下記のリンクでいいんじゃないでしょうか.
https://mail.google.com/mail/#settings/labs

注意点として,
  1. Folders4Gmailのスクリプト(ないしBetterGmail2)を無効化or削除すること
  2. Folders4Gmailと違って,親ラベル自体が独立したラベルである必要があること
  3. Folders4Gmailと違って,厳密にCase sensitiveであること
などがあげられている.

特に2.が要注意か.
つまり,Folders4Gmailでは,
  • Family/Wife
  • Family/Kids
の2種類のラベルだけ作成すれば階層化が有効だったのが,
Labsの場合は,
  • Family
  • Family/Wife
  • Family/Kids
の3種類を(「Family」ラベルも独立して)作成しないと階層化が有効にならない.

とまあ多少の仕様の違いはあるが,いよいよGoogleが「“ただ検索”だけじゃあユーザ・エクスペリエンスを満足させられないらしい」とようやく方向転換したらしいというのが,ちと痛快.

2010/04/11

HTCてやんでえばーろーべらぼうめこのすっとこどっこいのこんちきちんのおとといきやがれ

HT-01A(Windows Moblie 6.1)で祭の動画を撮影した.
ところが帰宅して再生してみると音声が最初の2-3秒で「プつっ」と言って切れてしまう.以後は無音の動画が延々と続く.音声が最初の2-3秒しか録音されないのだ.
撮影した全ての動画がそうなっている.
PCに読み込んで再生しても同じ.

試みにその場で部屋の風景を動画撮影してみたが,現象が再現される.

いろいろ実験してみたら,

■マナーモードに設定された状態で動画を撮影すると,音声が最初の2-3秒までしか記録されない

と発見した.
マナーモードでなく通常音声モードに設定された状態で撮影すれば,問題ない.

「プつっ」という音の切れ方がハードウェア(マイクか何か)異常のように思えたのでdocomoショップに持ち込んだ.
念のため事前にマニュアルを丹念に読み返したが,動画撮影の項にもマナーモードの項にもそうした記述は全くない.

カウンターのお姉さんは,「本機種の不具合は全て『スマートフォンセンター』へのお問い合わせとなりますのでお時間を少々いただきます」と曰う.
スマートフォンセンターなるものがdocomo内にあるとは知らなかった.
要はdocomoショップ店頭ではスマートフォンのことは分かりません,ということ.

待たされること1時間.
お姉さんが恐縮して回答した.
回答内容は以下の通り.

  • 本docomoショップの店頭でも同じ現象が再現された
  • スマートフォンセンターに問い合わせたところ,スマートフォンセンター内の同型機でも同じ現象が再現された
  • スマートフォンセンターがメーカーのHTCに問い合わせたところ,「仕様です」という回答があった
  • マニュアルにも書かれていないことでお客さまには大変申し訳ありません.今後は動画撮影時にはマナーモードを解除してください

てめえHTCこのやろうどこみてあるいてんだばーろーてやんでえこのすっとこどっこいおとといきやがれ

二度とHTC商品は買わない.

2010/04/04

Firefox 3.5のGmailでプロポーショナル・フォントと等幅フォントを都度切り替える

Gmail自体には表示フォントを切り替える機能はない.

自分はウェブブラウザのフォントは常にプロポーショナルで表示するのが好み(Tahomaを指定).
Gmailも殆どのケースでプロポーショナル表示で問題はない.
英語圏のメーリングリストにも加入しているので,英文をいちいち等幅フォントで表示されると格好悪いわ読みづらいわ.Tahomaは欠かせない.

しかし,Gmailでも日本語の内容によっては等幅フォントを表示したくなることがある.
例えば,列車の乗り継ぎ時刻をリストアップするときとか(←お里がばれる).
そんなとき,Gmailにフォント切替(プロポーショナル⇔等幅)がないのは痛い.

そこでいろいろ検索したが,よく引用されるGreasemonkeyのスクリプトを使う方法はどうもうまくいかない.
何しろリスト表示されたメールをクリックしても本文が一向に出てこないのだ.
Better Gmail 2をインストールしているせいでコンフリクトしているのかもしれない.

悩んだ結果,次のようなシンプルな方法に辿り着いた.

■アドオン「Stylish」を使う
1. アドオン「Stylish」をFirefoxにインストールする
2. Gmailを表示させる
3. Firefoxの外枠右下のStylishのアイコンをクリックして,ポップアップメニューから「新しいスタイルを書く」を選択する
4. 「mail.google.com専用…」を選択する
5. 「名前」は「Gmail等幅フォント」のように適当に分かりやすくつける.
6. スクリプトは下図のように書く


7. この次がちょっとしたコツなのだが,Firefoxのオプション,
「ツール」メニュー
→「オプション」
→「コンテンツ」タブ
→「フォントと配色」
→「詳細設定」
で,「等幅」の項目にきちんと等幅フォントを指定しておく.たぶんFirefoxのデフォルトでは「MSゴシック」 になっていると思う.
ミソとしては,日本語フォントでなく英文フォントを指定しても良い
「MSゴシック」での英数字フォントは非常に格好悪くて嫌いである.だからLucidaやCourier Newなどの英文等幅フォントのように,まだしも格好悪くないフォントを使いたいのである.
なぜこれで良いのかと言えば,Windowsでは英文フォントを指定されているにもかかわらず日本語を表示せねばならない状況では,自動的にMS Pゴシックなどの標準的な日本語フォントを表示するという仕様になっているためである.

※ちなみに下記の「ゴシック体」でTahomaを指定しているのも同じ理由で私が選択しているものである.


8. 以上で設定終了.試しにGmailの画面でStylishの「Gmail等幅フォント」をOFFにしている状態でのGmailのメール本文と,


ONにしている状態でのメール本文を比べてみる.



ONだときちんと等幅フォントで表示され,崩れがないことが分かる.
このON⇔OFF切替による画面再描画は一瞬で,全くストレスない.ページのリロード(再読込)も不要.

Greasemonkeyのようにスクリプトを使うのでなく,スタイルシートの切替だけで一瞬で切り替えてくれるので実に便利である.