70代女性のA型インフルエンザに続発した市中肺炎.
A型インフルエンザはタミフルで治療.厳密に毎日はフォローできなかったものの,第3病日で一度解熱を得て,第5病日ぐらいから37℃台の微熱が再燃・持続.膿性痰も持続.
第7病日ぐらいに胸部写真でごく小さな浸潤影指摘.
PORT score 75点.諸事情あって外来で治療.
採取できた喀痰はMiller-Jones P3,Geckler 5.
好中球の背景にGPC(diplococci), GNC, GNRがごく少数散在するのみ.
貪食像は散見され,その多くがGPCの貪食.ごく一部にのみGNRの貪食.
培養結果は,
H. influenzae 2+血液培養は2セットとも好気・嫌気とも陰性.
S. pneumoniae 少数
S. aureus 少数
かなり頑張って写真撮ったのですが,ピンぼけで済みません.
S. aureusは選択肢から外れるとしても,H. influenzaeとS. pneumoniaeのいずれを起炎菌と考えるべきでしょうか?あるいはウイルス性のインフルエンザ肺炎だった?
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