先日電子カルテを選んだ.血眼になって比較していたのでヘトヘトでした.
その時自分で作った選択基準.
どうでっしゃろ.
1. 基本仕様
1.1 OS
1.1.1 Windows 2000以上もしくはLinuxであること
1.2 RDBMS/データベースエンジン
1.2.1 信頼出来るものであること
1.2.1.1 MS SQL Server
1.2.1.2 Oracle
1.2.1.3 MySQL
1.2.1.4 PostgreSQL
1.3 アプリケーション
1.3.1 何で書かれているか;参考までに
1.3.1.1 c++
1.3.1.2 java
1.4 規格
1.4.1 MMLを採用しているのか否か
2. インターフェース
2.1 カルテ参照
2.1.1 連続日カルテを連続表示出来ること
2.1.1.1 指定/抽出した複数カルテを連続表示出来ること
2.1.2 複数患者カルテを同時に参照出来ること
2.1.2.1 参照元からコピーペーストが容易に出来ること
2.1.2.2 参照数(患者数・履歴数とも)に制限がないこと
2.1.2.3 2号紙の他に診療行為別に表形式等で履歴表示されること
2.1.3 サマリー画面が常時表示されること
2.1.3.1 プロブレムリスト
2.1.3.2 健診受信歴
2.1.3.3 予防摂取歴
2.1.3.4 既往歴
2.1.3.5 家族歴
2.1.3.5.1 家族のIDへのリンク
2.1.3.6 アレルギー歴
2.1.3.7 副作用歴
2.1.3.8 その他ユーザーカスタマイズによる履歴
2.1.3.9 身長・体重履歴
2.1.4 家族・親族(ユーザー指定による)を片隅にでも表示出来ること
2.2 カルテ(2号紙)入力
2.2.1 複数患者カルテを同時に入力出来ること
2.2.1.1 兄弟・親子・夫婦同時受診のため
2.2.2 入力途中のカルテを「仮終了」のような形でペンディングに出来ること
2.3 各種リマインダー
2.3.1 ルーチン検査
2.3.2 紹介,再紹介
2.3.3 個別To Do(連絡,資料準備など)
2.4 排他的な操作画面が極力少ないこと
2.5 看護,他職種系
2.5.1 看護や栄養相談など独自の入力インターフェースが存在するか
2.5.2 独自でなく2号紙でも良いが誰(どの職種)が入力したものか一目で分かるか
3. 入力系
3.1 ATOKが使えること
3.2 殆どの動作をキーボードで行えること
4. テンプレート類
4.1 シェーマの描きやすさ
4.1.1 ペンタブレット必須
4.1.2 画面タブレットでないこと
4.1.3 任意の画像を貼り付けられること
4.2 複数テンプレートを同時使用出来ること
4.3 テンプレート類作成・修正がカルテ入力ongoing中でも同時並行で容易に可能なこと
5. 処方
5.1 画面上に自動表示させる薬剤情報(医師向け)を自由に内容変更出来ること
5.2 薬剤ごとに自由なタグを付けられること
5.3 併用禁忌データベースを備えていること
5.4 適応病名が傷病名に存在しない場合にアラートを出してくれること
5.5 類似名称の誤選択を防止する機能があること
5.5.1 類似名称を色で強調してくれる
5.5.2 類似名称をユーザーが自由に指定出来る
5.6 ある患者において全ての処方歴を薬剤個々で時系列・表形式で一覧表に表示出来ること
5.7 処方箋は医師のデスクで印刷出来ること(実物を処方監査するため)
5.8 診療所単位・医師別・時期別等の処方動向の統計が出せること
6. 検査
6.1 検体検査がMML対応・自動取り込みに対応していること
6.2 時系列表示・印刷・加工が容易なこと
6.3 ある検索項目について複数患者に渡る統計がとれること
6.3.1 ○年○月のHbA1cの度数分布,など
6.4 微生物培養検査の感受性検査の結果について統計がとれること
6.4.1 ローカルファクターの抽出
7. 医事
7.1 受付リストに来院時間→待ち時間が表示されること
7.2 郵便番号による住所自動補完機能があること
7.3 保険者番号による保険者補完機能があること
7.4 地方公費・自賠責・労災に100%対応していること
7.5 レセプトチェック機能
7.6 請求漏れチェック機能
7.7 2号紙や診療行為を参照しながら傷病名入力・修正が可能なこと
8. データベース機能
8.1 検査データから自動計算してくれること
8.1.1 LDL
8.1.2 Cockcroft
8.1.3 MDRD
8.1.4 その他ユーザが任意に指定するもの
8.2 条件指定した複数患者から全文検索出来ること
8.3 保険病名とは別のプロブレムリストを作成出来ること
8.4 ICPC-2を入力出来ること
8.5 その他,元データベースから自由にデータを抽出して独自に加工出来ること
8.6 あらゆる項目(2号紙内フリーワード,プロブレムリスト,傷病名,各種診療行為)で全文検索がかけられること
8.6.1 絞り込み・抽出が多層構造で実行出来ること
9. メンテナンス
9.1 点数更新・修正アップデート・マイナーバージョンアップ等はオンラインで可能なこと
9.2 オンラインメンテナンスが可能なこと
9.2.1 ISDN回線でもLAPLINKでも何でもいい
9.3 サポート体制の詳細
9.3.1 他院のユーザ評価について率直に自己評価を
10. ライフサイクルと市場規模
10.1 初期発売はいつか
10.2 現在のバージョンと直近のメジャーバージョンアップの時期はいつか
10.2.1 発売やメジャーバージョンアップから日が浅ければ採用直後の不具合が生じやすい
10.3 市場規模(過去販売実績)はどの程度か
10.3.1 市場規模が小さければ近い将来に撤退=バージョンアップ中止のリスクが